歌手・泉谷しげる（６５）の暴走は今年も止まらない。作家・有川浩氏（４１）のベストセラー小説を連続ドラマ化したテレビ東京系「三匹のおっさん」（１７日スタート、金曜、後７・５８）の制作発表が１４日、都内で行われ、私設自警団“三匹のおっさん”を演じる俳優・北大路欣也（７０）、泉谷、志賀廣太郎（６５）らが出席。昨年末のＮＨＫ「紅白歌合戦」を毒舌で盛り上げた泉谷が、放言大会を繰り広げた。

　泉谷は登壇するなり「いやーっ、意外と貧しい舞台だね」と切り出した。その後はクリスタルキングのヒット曲「大都会」を歌いだしたかと思えば「『三匹のおっさん』なんてタイトルつけてるけど『三匹のジジイ』じゃねえか！北大路さんもこないだ心臓１回止まりましたもんね」とブラックジョークだ。

　紅白のリハーサルでもテレ東ネタを繰り出した泉谷だが、この日はテレ東の番組だけに「ホント、テレ東でやるんじゃなかったって後悔が。当てていただかないとテレビ西東京にするからね！」と、舌もなめらか。

　泉谷の役は柔道の猛者という設定だが「柔道も趣味じゃないしね。キックボクシングに変えてくれって言ったんですよ。クソ面白くない」と全否定。北大路には「最近、先輩は銀行の頭取だの、ああいう重いのやめろよ、みっともないから。もともと『仁義なき戦い』とかチンピラ上がりなんだから、その感じで行こうじゃないの。そしたら地が出ていいじゃないか」と仰天提案が飛び出した。

　会見後、記者に囲まれた泉谷は、紅白を早退して自宅ですき焼きを囲みながらエンディングを見ていたこと、ドラマのアクションシーンで右足首をねんざしたことを告白し「オーバーに書いといてください」とニヤリ。「遺作になるから」とジョークを飛ばすなど、最後まで場を盛り上げまくっていた。