お笑いコンビ・とんねるずが、３月末で終了するフジテレビ系「笑っていいとも！」（月～金曜、正午）のレギュラーになることが１４日、決定した。２人はこの日、放送８０００回を迎えた番組の名物コーナー「テレフォンショッキング」に２９年ぶり２度目の出演。同コーナーの歴代最長となる４８分２２秒の出演時間を記録し、司会のタモリ（６８）からレギュラー入りを取り付けた。

　１９８２年１０月４日の放送開始から司会を続けてきたタモリへの直談判で、とんねるずが長寿番組のレギュラーをつかんだ。

　放送８０００回の記念回。２９年ぶりに「テレフォン‐」に出演した２人は、８２年に日本テレビ系お笑いオーディション番組「お笑いスター誕生！！」でグランプリを獲得した際、審査員だったタモリに「おまえら、何やっているかわからないけど、面白い」と声をかけられたことを告白。

　その後、「‐いいとも」レギュラーには縁がなかったことから、石橋貴明（５２）はタモリに「あと２カ月半ですけどオレたちをレギュラーにしてください」と直訴。木梨憲武（５１）も「カンペ出しでも何でもやります」と続いた。

　出演者は通常、プロデューサーらによって決定されるが、タモリは「もう（放送終了まで）２カ月半だからオレが決めちゃっていいよね？」と確認。すかさず石橋が「オレたちがレギュラーになってもいいかな？」とたたみかけ、タモリが「いいとも！」と応じ、２人のレギュラー入りが決定する異例の事態となった。

　フジテレビによると２人の出演は来週からで、曜日などを固定せず、予告なく神出鬼没に登場する、新しいスタイルのレギュラーになるという。

　「テレフォン‐」コーナーはＳＭＡＰの中居正広ら他のレギュラー陣も入り乱れ、予定していた他コーナーを飛ばし、４８分２２秒の歴代最長を記録。存在感ある２人の加入で「‐いいとも」は３月末の終了まで波乱の予感が漂ってきた。