西郷輝彦、記念曲は「五輪音頭」で!

 俳優で歌手の西郷輝彦(66)が18日、東京・中野サンプラザで、芸能生活50周年記念コンサートツアーの最終公演を行った。1964年の東京五輪年にデビューし、現在までシングル95作を発売。再び東京五輪が開催される2020年に100作目を出すことに「決まりでしょ」と意気込み、ヒット曲「星のフラメンコ」など24曲でファン2200人を興奮させた。

 東京五輪イヤーに誕生した“歌手・西郷輝彦”が、2020年を新たな節目にすることを誓った。

 1964年に「君だけを」でデビューしてから、昨年の「燃えろ夜明けまで」まで、シングル95作を発売。今後7年間で5枚のシングルを出せば、20年にちょうど100枚目をリリースすることになる。

 西郷は、報道陣からそのことを聞かされると、「それはもう決まりでしょ。記念曲は『東京五輪音頭』でね」とノリノリ。11年から3年連続でシングルを発表しており、計算上の可能性は十分だ。

 歌手業に注力するきっかけになったのは松田聖子だった。4、5年前に、昨年亡くなった所属事務所の相沢秀禎会長に誘われ、聖子の武道館公演を鑑賞。「昔の楽曲を当時のままの歌声で歌う聖子ちゃんの姿に感化された」といい、歌手という自身の原点に立ち返る決意をしたという。

 この日の公演では“金”色のスーツで軽快なステップを踏みながら「星の‐」を歌うなど若さあふれるステージを展開。「50年なんて何ということもなかった。いつも先を見てきたから」と話した。

 昨年は愛娘の辺見えみり(37)に長女が誕生し、おじいちゃんにもなった66歳。「孫は本当にかわいい。コンサートが終わったら会いにいきます」と目を細めつつ、6年後までまだまだ走り続ける。

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