沖縄・石垣島出身の女性デュオ「やなわらばー」がこのほど、都内で本紙のインタビューに応じた。

　２人の情感こもる歌声が「泣ける」と評判を呼び、２１日に能動的に泣くためのイベント「涙活」でライブを行うことが決まった。“泣かせのプロ”としてお墨付きを得た形だが、東里梨生（３０）は「泣くことで心が浄化される。前からライブで泣いてくださる方はいましたが、意識していたわけじゃないのでいつも通り心を込めて歌いたい」と自然体だ。

　注目を浴びるようになったのは昨年５月にテレビ番組のカラオケ対決に出演してから。石垣優（３１）が独特の沖縄節と完璧な音程でａｉｋｏの「カブトムシ」を歌い上げ、直後の３日間で歌唱シーンのＹｏｕＴｕｂｅ動画は９万回以上の再生を記録。出演の度にファン層を広げ、ライブの客入りは倍増した。

　結成１１年目。２２日にミニアルバム「愛（かな）歌」を発売する。石垣は「テレビ番組をきっかけにたくさんの方に知ってもらったので、その方たちを引き込んでいきたい」。泣かせの達人として２０１４年を突っ走る。