二階堂ふみ「信じられない」助演女優賞
東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7紙で構成)が制定する「第56回ブルーリボン賞」が22日、決定。「脳男」、「地獄でなぜ悪い」、「四十九日のレシピ」で個性的な役柄をきっちりと演じ分けた二階堂ふみ(19)が助演女優賞を受賞した。
映画好きは母親の影響。「よく映画館に連れて行ってもらった。スクリーンに出られたらすてきと思って始めたお仕事。(現状は)今でも信じられない」と笑った。撮影現場が好きで「現場に行ければ裏方でもいい」と考えていたが、役によって自分を変えることに楽しさを感じている。
しかし、今でもアンケートの職業欄には「フリーター」と書く。「毎日が就活みたいな仕事。普通の生活も大事で、何気ない営みが仕事を楽しくさせてる。でも、映画とはずっと関わっていけたらいいな。感謝を忘れず必死にやるしかないですね」。抜群のバランス感覚をのぞかせながら、未来を見据えた。