ピエール瀧“虎魂”で助演男優賞ゲット
東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7紙で構成)が制定する「第56回ブルーリボン賞」が22日、決定。映画「凶悪」での、タイトル通りとはいえ、いくらなんでもな悪役ぶりでピエール瀧(46)が助演男優賞に輝いた。目指したのは映画界の阪神・佐野仙好だった‐。
本業はテクノバンド「電気グルーヴ」のメンバーであり、音楽家。役者としての自分を“飛び道具”と語り、85年に日本一に輝いた阪神打線で説明してみせた。
「6番に佐野(仙好)がいるからいい、みたいな。6番だからこそ、という。自分の場合、佐野のときもあるし、『そして父になる』のときのように川藤のときもある。出番はワンカットしかないけど、とにかくベンチで騒いどけ、と」
渋い存在感。虎の仕事人と同様に、自分の持ち場で輝くのがピエール流だ。