新人声優オーディション「全日本美声女コンテスト」の本選大会が２６日、東京・六本木のニコファーレで開かれ、応募総数１万４４３４通から東京の高校２年生・辻美優さん（１７）がグランプリに選ばれた。

　コンテストは全日本国民的美少女コンテストを主催する大手芸能プロ・オスカープロモーションと老舗声優事務所の青二プロダクションが企画し、容姿も声も美しい「声を届けるアイドル」を発掘するために開催。

　グランプリの辻さんは、賞金１００万円を獲得。今後は、両事務所に所属。スマートフォンゲームのＡｍｅｂａ「ガールフレンド（仮）」での声優デビューも決まった。

　特別審査委員の菊川怜（３５）、剛力彩芽（２１）が見守る中、辻さんはグランプリに自身の名前が発表されると大粒の涙をこぼし、「まさか、本当に自分がとれるなんて…。支えてくれた家族に感謝したい」と大喜び。「声優も女優も両立したい。目標は、剛力彩芽さんや米倉涼子さん」と夢を語った。

　審査では実際のアニメへのアフレコに挑戦したほか、倖田來未の「キューティーハニー」を熱唱。小学生のころから芸能界を志したが「なかなかうまく行かず、挫折ばかりだったけど、諦めたくなかった」と必死のアピールを実らせた。

　今後は「映画プリキュアオールスターズ　ニューステージ３　永遠のともだち」（３月１５日公開）で銀幕にもデビュー。同作に出演する剛力に「一緒に頑張りましょう」と呼びかけられ、「ポカンとしちゃって。でも頑張りたい」と意気込んだ。同作には準グランプリの高橋美衣さん（１５）と花房里枝さん（１７）、マルチメディア賞の吉村那奈美さん（２１）も出演する。