今年でデビュー３０周年を迎えた歌手・吉川晃司（４８）が、８月から東京・日本武道館を含む３０周年記念全国ツアーを行うことが３１日、分かった。各都市で２日間公演を行い、初日を前編、２日目を後編と分け、両日の歌唱曲が全て異なる構成で、アニバーサリーイヤーにふさわしいスペシャルライブとなる。また、全シングル４２曲などを収録した３枚組みＣＤ「ＳＩＮＧＬＥＳ＋」など、３０周年記念商品も発売する。

　１会場で前編後編に分けての２日間公演という、異例の形式を採用した。記念イヤーを迎え「この３０年を共に闘ってきた同志（ファン）の皆様と大いに楽しもう！」との思いを持つ吉川が、派手にぶち上げた。

　今回企画したツアーは、同じ都市で２日間公演を行い、初日を前編、２日目を後編とし、全曲異なるセットリストで歌うという構成。チケットは各公演ごとに発売するほか、各都市で２日間通しのチケットも発売。２ｄａｙｓチケットは、限定の３０周年記念グッズが付くプレミアものとなる。

　より多くの曲を楽しんでもらいたいとの思いから実現するこのツアー。これまで同一会場、全曲異なるセットリストで複数日の公演を行ったアーティストはいるが、それを全国ツアーの各都市で行うとなると異例だ。

　ツアーは８月２３、２４日の大阪・オリックス劇場からスタートし、９月２２、２３日に日本武道館、同２７、２８日に故郷・広島文化学園ＨＢＧホール、１０月４、５日に愛知県芸術ホールと４カ所を巡る。

　また、３０周年記念企画として、デビュー曲「モニカ」から最新曲「ＳＡＭＵＲＡＩ　ＲＯＣＫ」までのシングル全４２曲に特別曲数曲を加えた３枚組みＣＤ「ＳＩＮＧＬＥＳ＋」を６月２５日に発売するほか、過去の全オリジナルアルバムをリマスタリングし豪華ＢＯＸなどで発売。ベストライブ映像集などもリリースする。

　１９８４年２月、「モニカ」での鮮烈なデビューから３０年。吉川はまだまだ圧倒的な存在感を放ち続ける。