橋下大阪市長が辞表提出…即宣戦布告
看板政策「大阪都構想」の議論停滞脱却を目指し、出直し市長選挙に打って出る大阪市の橋下徹市長(44)が7日、大阪市役所で木下吉信市議会議長に辞職願を提出した。
提出後には自民会派出身の木下氏に“宣戦布告”だ。都構想の設計図作成が他党の反対で暗礁に乗り上げた法定協議会について「正常機能していない。メンバーを入れ替える」と、自民などを外すことを宣告。その信を出直し選で有権者に問うと説明した。
15日付での辞職を申し入れたが、他会派に辞職を「不同意」とする動きがあり、木下氏は「本会議での議決を要します」と返答。橋下氏は「ご同意いただけない場合(ルール上の)26日まで全うする」としたうえで、都構想を協議する市議会の大都市・税財政制度特別委員会を「僕を一切呼ばず審議している」と批判。「市長にとどまれと言うなら、委員会は僕に堂々と質問すべき。呼ばないなら行政側に答弁させず『市長が答弁する』と回答させる」と予告した。