福岡・博多を拠点とするアイドルグループ・ＨＫＴ４８が８日、九州７県ツアーの長崎公演を行い、３枚目シングルとなる新曲「桜、みんなで食べた」（３月１２日発売）を初披露した。ともに研究生ながら、「なこみく」の愛称でファンの注目を集めている小学生コンビの、矢吹奈子（１２）と田中美久（１２）が初の選抜入り。前作から続いて、田島芽瑠（１４）と朝長桜美（１５）がダブルセンターを務めた。

　博多の“新鮮力”が、長崎のステージで輝いた。アンコールで、指原莉乃（２１）が劇場支配人としてタキシード風衣装に身を包み、新曲タイトルと選抜メンバー１６人を発表。平均年齢１５・６歳のグループにあっても、ひときわ若い最年少の１２歳コンビ「なこみく」がそろって名前を呼ばれると、客席のファン２０００人からは大歓声がわき起こった。

　ともに小学６年で、身長１３８センチの矢吹と１４３センチの田中は、３期研究生ながら注目度は抜群。キュートなルックスで、ファンの心をがっちりつかんでいる上、ＡＫＢ４８グループの先輩メンバーたちからもかわいがられている。小嶋陽菜（２５）も自身のツイッターで「天使がいました」と紹介する期待の星だ。

　新曲「桜、みんなで食べた」は、アップテンポな曲調で、グループ初となる卒業ソング。前作と同様に田島と朝長がダブルセンターを務めて、田島はデビュー曲から３作連続でのセンターポジションとなった。

　ほっぺたの横でＯＫマークを作る振り付けを交えながら、新曲初パフォーマンスを終えた指原は、「みんな、神曲ですか！？あー、桜おいしかった！」とご機嫌。指原から「奈子、おいしかった？」と向けられた矢吹は、「おいしかったです」と照れ笑いを浮かべて、初選抜の喜びを味わっていた。