たかじんさん 死してなお“視聴率男”
1月3日に死去した歌手でタレントのやしきたかじんさん(享年64)の、8日に関西テレビが放送した追悼特番の視聴率が11・8%だったことが10日、分かった。週末の昼間に高数字をマークし、これで在阪テレビ局が放送した追悼特番は3番組とも視聴率2桁を達成。たかじんさんは死してなお“視聴率男”であることが証明された。(数字はビデオリサーチ調べ)
関テレでは、1月11日に冠番組「たかじん胸いっぱい」(土曜、正午)の通常放送で追悼企画を放送し、視聴率15・4%を記録した。しかし「まだまだ語り尽くせない」と、8日に放送した追悼特番「追悼!やしきたかじん 追悼ってなめとんか!やしきたかじんを全部しゃべり倒したらぁ~SP!!」(正午)が、またも2桁視聴率を達成した。
たかじんさんの追悼特番は、1月25日に放送された読売テレビ「たかじん追悼SP そこまで逝って委員会」(後2・00)も14・1%と、週末昼間の時間帯に高視聴率を記録。また、1月25日夜に生放送されたテレビ大阪の冠番組スペシャル版「たかじんNOマネーGOLD やしきたかじんの提言」(後6・59)は、同番組史上最高の10・5%をマークていた。
8日の関テレ特番では、タレントの研ナオコ(60)、作曲家のキダ・タロー氏(83)ら20人が出演。タレントの中山秀征(46)が、1992年の深夜生番組で、たかじんさんが調理の際に“味の素”がないことにキレて帰ってしまった伝説の事件を回顧するなど、思い出話は尽きず。たかじんさんが、死してなお“視聴率男”であることを証明する数字となった。(番組は関西ローカル、数字は関西地区)