橋下市長が不登庁宣言 辞職願は不同意
大阪市議会は14日、本会議を開き、橋下徹市長(44)の15日付の辞職の申し出を自民など野党側の反対多数により「不同意」とした。規定により自動失職する27日まで市長職にとどまることになった橋下氏は「公務がほとんどないのに不合理。仕事がない日は来ません」と宣言した。
橋下氏は「退職金をあえて増やすことなく潔く去ったほうがいい」と訴えたが、自民党市議が「責任放棄」「乱暴」「逃げた」と猛批判。「ダダをこねるかのようなワガママ出直し選挙だ」と断じるなど大阪維新以外は辞職に同意しなかった。
また、辞職に伴う出直し選挙に関し、共産党大阪府委員会はこの日、独自の候補の擁立を断念したと発表。当初は対立候補を立てる方針だったが、選挙戦回避を狙う各党との共同歩調を重視した。