タレントのデヴィ夫人（７４）が１８日、５０代女性から、ブログに写真を無断掲載されたとして損害賠償請求され、１７日に神戸地裁での判決で１６５万円の支払い命令を受けたことに対し「不当で理不尽。最高裁まで争う」と語った。都内で行われたアイドルグループ応援イベントに登場して明らかにしたもの。夫人は１３日に女性を逆提訴している。

　夫人は、１２年７月１０日のブログで、１１年１０月に起きた「大津市中２いじめ殺人事件」に絡み、加害生徒の母親を批判する文章とともに、インターネットから引用した女性の写真を掲載したが、写真は無関係の別人だったことが判明。翌日にはブログを削除したが、写真に載っていた兵庫県宝塚市の５０代女性から、無断掲載され名誉を傷つけられたと損害賠償を求められていた。

　会見で訴訟の話題に及ぶと「おかしな人がいる。日本はどうしちゃったのかしら」と話し始め「私は（加害者の）母親だなんて書いていない。あの方を誰も知らないのだから、母親と思われることはない」「『無断で』と言うけど、すでにネットで氾濫していた写真を載せただけ。翌日には削除もしているし、私だから訴えているのでしょう」と持論を展開した。

　１７日の神戸地裁での判決では慰謝料１６５万円の支払い命じられているが、控訴の意向。また訴えた女性を１３日に逆提訴しており「和解は絶対しません。最高裁まで争います。私は神戸ではなく、東京で戦います」と息巻いた。

　この日は、アイドル集団「仮面女子」の応援団長就任の発表イベント。１月のテレビ番組収録中に一般女性をビンタし、被害届を出された（示談が成立）ことにちなみ、メンバーから「ビンタしてください」とリクエストされた夫人は、「代わりにキスしてあげる」と抱擁していた。

　また、一部週刊誌で、先月２２日の女優・淡路恵子さんの葬儀の際、夫人が棺から着物を取り出そうとしたと報じられた件は「そんなことするわけありません」と否定していた。