歌手の浜崎あゆみ（３５）が、ヒップホップユニット・ｍ‐ｆｌｏの新アルバム「ＦＵＴＵＲＥ　ＩＳ　ＷＯＷ」（３月２６日発売）に参加し、本格的なラップに初挑戦したことが１９日、分かった。ＭＣでラップ担当のＶＥＲＢＡＬ（３８）からの誘いを受け、快諾。デビュー１５周年で経験豊かなあゆだが、「自分的にも新たな一面を見せられたのではないかと思います」と新境地を喜んだ。

　私生活ではアメリカ人医学生との運命の出会いで結婚を決めた歌姫が、ｍ‐ｆｌｏとのコラボで、新たな音楽にも巡り合った。

　あゆにとって、他アーティストのアルバムに客演（フィーチャリング）として初参加となった、ｍ‐ｆｌｏのアルバム「ＦＵＴＵＲＥ　ＩＳ　ＷＯＷ」の収録曲「Ｍｙ　Ｗａｙ」で、本格ラップを初披露した。

　あゆの最新シングル「Ｍｅｒｒｙ‐ｇｏ‐ｒｏｕｎｄ」（昨年１２月発売）のプロデュースをＶＥＲＢＡＬが手掛けたことが、初挑戦のきっかけとなった。当時アルバム制作中だったＶＥＲＢＡＬからの「ラップしてみませんか？」という誘いがあり、あゆは「驚きましたが、めったにない機会なので思い切って挑戦してみました」と快諾、新ジャンルに足を踏み入れた。

　百戦錬磨のあゆとはいえ、本格的なラップを歌うのは初めてとあって、「レコーディングには苦戦しました」と振り返ったが、ＶＥＲＢＡＬは「『久々にあんなにレコーディングブースでテンパった！』と（あゆは）言っていましたが、全くそんなのを感じさせない『強い』＋『キュート』の絶妙なかっこよさでした」と、あゆの“ラッパーの才能”を高く評価した。

　ｍ‐ｆｌｏの歴代作品はさまざまなアーティストとのタッグで知られる。今作にはあゆをはじめ、ＢＩＧＢＡＮＧ・ＳＯＬ（２５）、Ｆｌｏｗｅｒ・鷲尾伶菜（２０）も参加。個性豊かな歌声の新作アルバムとなっている。