福山雅治 台湾・台北を“ジャック”
歌手で俳優の福山雅治(45)が25日、台湾・台北でアジアツアー「WE ’RE BROS. TOUR」の会見を行った。
6月に台湾で初の海外公演を行うことに先駆けた会見は、そのまま現地ドラマの1シーンに使用され、新曲が主題歌となることも発表された。
福山は台湾観光親善大使にも就任。市内を福山のラッピングタクシーやバスが走り回るなど、台北を“ジャック”した。
「大家好!我真的又来了(こんにちは!また戻ってきました)」
台北市内の5つ星ホテルに現地メディア80社150人を集めての会見で、ましゃスマイルを浮かべた福山は、低音ボイスの北京語で口火を切った。
昨年7月に映画のプロモーションで台湾を訪れた際、「今度は音楽で戻ってきます」と誓った、その有言実行だ。2011年に一度は企画されながら、東日本大震災のため中止となっていた3年越しの台湾公演。司会者から「今から数字を言うので私の電話番号を覚えて」とアプローチ?されるなど、時に目を丸くしながら異国の熱を受け止めた。
6月7日の台湾アリーナ公演に先駆け、既に台北を“ジャック”している。
会見のもようは台湾の4月クールのドラマの1シーンとして使われ、福山もカメオ出演(クレジットなしの特別出演)。異例の製作費4億円以上をかけた大作で、福山の新曲「暁」が主題歌となる。
街も福山色に染まった。市内ではラッピングタクシー300台、バス100台が走行。沿道には7200本のフラッグが掲げられ、右も左も福山状態だ。
現地では主演ドラマ「ガリレオ」が放送され、昨年の紅白歌合戦での歌唱は台湾でも同時中継された。23日に台湾入りした際には、空港でファン500人が歓迎。24日に市内でドラマ撮影する様子は現地紙の1面で取り上げられた。
デビュー25年目。初の海外公演を前に“アジアの福山”の夜明けは始まっている。