三田佳子 30年ぶり三越劇場で人間喜劇
女優の三田佳子(73)が、舞台「あんた十手もった?」(3月6~18日、三越劇場)で主演を務めることが26日、分かった。三田が三越劇場に出演するのは84年の「雪国」以来、30年ぶり。脚本はジェームス三木氏(78)の書き下ろしという、「三」が4つそろった“3づくし”のお目見えとなった。
同作は江戸を舞台に時代劇のヒーローたちのセカンドライフを描く人間喜劇。三田演じる、隠居した銭形平次の妻・お静が「夫にかつての輝きを」と躍起になり八面六臂(ろっぴ)の活躍をみせる。平次を山崎銀之丞(51)、水戸黄門を小松政夫(72)が演じる。
30年という時間の流れに、三田は「われながら、そんなに長くやってきたんだなと思いました」としみじみ。「昨年年女を終えて、次なる巡りに入ったばかり。またもう一度“私”をスタートさせたいですね」と心機一転の境地を語った。