海老名香葉子さん東京大空襲「語り継ぐ」
落語家の故・林家三平さんの夫人でエッセイストの海老名香葉子さん(80)が9日、東京・上野公園で東京大空襲の悲劇を語り継ぐ慰霊式典「時忘れじの集い」を開き、「あと30年生きたい」と戦争の愚かさを伝え続ける決意を示した。
1945年3月9日から10日にかけての東京大空襲では約10万人が命を失い、その中には海老名さんの6人の家族もいた。空襲から69年となったこの日、海老名さんは「この経験を100年は語り継がないといけない」と語り、約1500人の観客に悲劇を風化させないことを誓った。
式典はこれで10回目となり、海老名さんの長男で落語家の林家正蔵(51)、次男の二代目・林家三平(43)、次女の歌手・泰葉(53)が出席。三平の妻でタレントの国分佐智子(37)が司会を務めるなど一家総出となった。