華原朋美 被災地に笑顔が戻ってきた
歌手の華原朋美(39)が11日、福島県郡山市で行われた、東日本大震災からの復興を願うイベント「福魂祭」に出演した。1年ぶりに福島を訪れた華原は「表情が明るくなってる」と、被災者に少しずつ笑顔が戻ってきていることを喜んだ。イベントには青山テルマ(26)、超新星らも出演。約5000人の観客と、復興への祈りをささげた。
華原は会場で、昨年の「福魂祭」で出会った、「なみえ焼きそば」を販売していた鈴木昭孝さんと再会した。
鈴木さんは震災で家族を亡くしており、華原も心配していたが、顔を合わせると、お互い自然と笑顔に。焼きそばを受け取って、記念撮影し、少し話しただけだったが、その間に何度も笑い合った。「表情が明るくなっててうれしかったです。去年は『(残された)家族が心配』って話してたんですが、『お互い明るくなったね』って言ってくれました」と喜んだ。
昨年は自身も長期休業から復帰したばかりで、鈴木さんとの会話も悩みの部分が大きかったという。1年たって実感したのは、お互い少しずつでも前進しているということ。「遠く離れていてもお互いに頑張れてるっていう確認ができました。私にとっても頑張る糧になっているので、ずっと出演したい」と、支援継続を誓った。
ステージでは「I BELIEVE」など4曲を披露。約5000人に「1年前に皆さんから頂いたパワーでやってこれました。強い心で前を向いて一緒に歩いて行きましょう」と呼びかけた。
また、元恋人の音楽プロデューサー・小室哲哉(55)が、10日にツイッターで華原のカバーアルバム「MEMORIES‐Kahara Covers‐」(12日発売)を応援したことには「びっくりしました。うれしくて涙が出そうになりました」と感激。一方で「関係に終止符」と報じられた慶大講師の竹田恒泰氏に今後連絡を取るかについては「どうしようっかなー」とはぐらかした。