坂東三津五郎 歌舞伎復帰へ意気込み
昨年9月に膵臓(すいぞう)がんの手術を受け療養していた歌舞伎俳優・坂東三津五郎(58)が12日、都内で本格舞台復帰となる「鳳凰祭四月大歌舞伎」(東京・歌舞伎座、4月2~26日)への意気込みを語った。
約7カ月ぶりの歌舞伎公演では「壽靱猿(ことぶきうつぼざる)」に出演、長男の巳之助(24)と共演する。三津五郎は「至って元気で不安はない、前より健康的」と明るい表情で語った。
初の長期休養中には娘と旅行に出掛けるなどリフレッシュし、朝のラジオ体操は日課になっている。大病を乗り越え「自分の意思じゃなく、生かされていると思うようになった」と心境の変化も明かした。公演後には再び療養に入り、8月に復帰する予定という。