歌舞伎俳優・市川海老蔵（３６）が１６日、羽田空港で行われたイベントに登場し、今月６日に初舞台を踏んだ長女・麗禾（れいか）ちゃん（２）についての思いを語った。

　舞台をきちんと務め、穴を開けなかった麗禾ちゃんをほめてあげたという海老蔵。同じ歌舞伎の家に生まれた女優の寺島しのぶ（４１）や松たか子（３６）を引き合いに出し、「子供の頃は存分に舞台に出させてあげたい。いつか（歌舞伎俳優は男だけという）壁に当たると思うので、複雑な気持ちで腹をくくったということですね」と父の顔でまな娘を思いやった。“デビュー”後も麗禾ちゃんの歌舞伎熱は冷めないようで、常に海老蔵の舞台について行こうと狙っているという。

　この日は羽田空港国際線の増便とターミナル拡張を記念したイベント。海老蔵は歌舞伎十八番の１つ「勧進帳」で弁慶が見せる「延年の舞」を踊った。約１０００人の旅客らからは、日本の伝統美にため息がもれていた。