こまどり姉妹 合計152歳の熱唱!
デビュー55周年を迎えた大ベテランの双子デュオ・こまどり姉妹が20日、都内で18年ぶりの新曲「こまどりのラーメン渡り鳥」(19日発売)の発売記念イベントを開催した。姉妹そろって大好きなラーメンがテーマの新曲に、妹・長内敏子(76)は「こんな楽しい新曲をいただけて幸せです」と喜びを語り、「2人合わせて152歳ですから、きんさんぎんさんを目指して頑張っていきたい」と誓った。
元気にしゃべる妹・敏子がいる。その姿を笑顔で見つめる姉・栄子(76)がいる。18年ぶりの新曲発売に、こまどり姉妹は変わらぬ元気な姿で登場。わずか30分ほどの間に、新曲をフルコーラスで3度も熱唱した。
19日に発売した「こまどりのラーメン渡り鳥」は、毎日食べるほど2人が大好きなラーメンがテーマ。札幌、喜多方、東京、博多のラーメンに、2人の生きざまを織り交ぜた楽曲だ。
ラーメンへの思いは深い。母の後を継ぎ流しの仕事を始めたばかりの11歳の時、真冬の北海道・帯広で屋台のラーメンをおごってもらい、苦しい生活を救ってもらった。それ以来、ラーメンには深い愛情を注ぐ。
長い間、新曲オファーを断り続けてきたが、今回はラーメンの作品とあって受け入れた。妹・敏子は「最初にこの作品を聴いた時は涙があふれた。何か不思議な力があるメロディー。この年になって生きる希望が湧いてきた」と目を輝かせ「今、2人合わせて152歳。きんさんぎんさんを目指して頑張ってみたい」と、国民的な人気を誇った双子の姉妹を目標に掲げた。
イベントではラーメンの早食い大会も開催され、2人は優勝者に「50年ぶり」(栄子)というキスをプレゼント。また「全国を回ってヒットさせて、お声がかかれば喜んで出たい」(敏子)と、1967年以来のNHK「紅白歌合戦」出場に意欲をみせた。