「GLAY EXPO」10年ぶり復活
デビュー20周年を迎える人気ロックバンド・GLAYが25日、都内で、ライブイベント「GLAY EXPO 2014 TOHOKU 20th Anniversary」を9月20日に宮城スタジアムで開催することを発表した。
1999年に20万人を集めるなどした“伝説のライブ”が、10年ぶりに復活。通算4度目の「GLAY EXPO」は復興への願いを込めて、東北での初開催となる。
メモリアルイヤーは、被災地のためにささげる。ロック界の第一線を走り続け、5月25日にデビュー20周年に突入するGLAY。リーダーのTAKURO(42)は「ライフワークのEXPOを持っていくことで、東北の現状が伝われば。僕らの20周年は東北の皆さんとあります」と力強く宣言した。
千葉・幕張メッセの駐車場に20万人が集まった99年、九州&東京&北海道を回った01年、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンとコラボした04年に続く、10年ぶりの「GLAY EXPO」。いまではメンバーも、バンドの代名詞と自負する野外ライブだ。
震災翌年の7月にはすでに、“東北EXPO構想”を表明。会場が5万人収容の宮城スタジアムに決定したことで、ベースのJIRO(41)は「過去のEXPOのように人数などの記録ではなく、夢が詰まっているものとして、お祭り要素を増やしたい」と語った。
ボーカルのTERU(42)は、震災発生13日後に被災地を訪ね、以降も、たびたび現地に足を運んできた。「『たくさんの人と触れ合える空間を作ってほしい』と言われてきたので、東北でやらせていただきたかった」と開催経緯を明かした。
北海道出身のイメージが強いGLAYだが、ギターのHISASHI(42)は青森県弘前市生まれの東北人。デビュー20年で培った4人の結束力で、復興を後押しする。