杏“完涙”ごちそうさん最終回を観賞
女優・杏(27)がヒロインを務めた、NHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」(月~土曜、前8・00)が29日、最終回を迎えた。ドラマの舞台、大阪市内では「ごちそうさん感謝祭」が開催され、杏は最終回(昼の再放送)を1000人のファンとともにパブリックビューイングで観賞。わき起こった拍手と歓声に感極まり、号泣した。
万感の涙が止まらなかった。2月の撮影終了時もヒロイン恒例の涙をみせず“男前”にガッツポーズを繰り出した杏が、人目をはばからず号泣した。
ヒロインが参加しての異例の最終回イベントは、徹夜組も現れ、会場は吹き抜けの上階までファンで埋まった。上映後、ねぎらいの拍手と、役柄の「め以ちゃーん!」の大歓声が起こると、杏はハンカチを目にあて「さみしいですけど、こんな終わり方ができて幸せです。こうして皆さんと一緒に見て…ああ、終わったんだなと…」。涙声で必死に言葉をつないだ。
最終回では、終戦後も消息不明だった夫・悠太郎(東出昌大)が、突然、め以子の前に土産の子ブタを追いかけながら帰還。「ただいま帰りました、奥さん」とほほ笑み、涙の再会を果たした。
「笑っちゃうけど、涙が出るんですよね」と杏。その後は笑顔でトークショーを行った。1月には東出との熱愛を報じられたが、この日は、夫の浮気を追及するシーンで、東出が食べ物をモグモグしたままセリフが吐けなかった撮影秘話を披露。東出をネタに、フィナーレを楽しんだ。
同作の前週までの視聴率平均は関東22・4%、関西21・7%。31日発表の全話平均は、過去10年の朝ドラ1位となることが確実となっている。