タモリ 締めはもちろん「いいとも!」

 1982年10月4日にスタートしたフジテレビ系バラエティー「笑っていいとも!」(月~金曜、正午)の最終回が3月31日、東京・新宿のスタジオアルタから生放送され、32年の歴史に幕を下ろした。8054回目の放送でのタモリ(68)の最後のひと言は「明日も見てくれるかな!?」。司会者と番組がギネス世界記録にも認定され、32年間司会を務め上げたタモリは、笑顔で番組を締めくくった。

 国民的番組が終わりを告げた。放送回数は8054回。32年にわたり司会を続けたタモリの最後のひと言はいつも通りの「また、明日も見てくれるかな!?」。ユーモアたっぷりのラストメッセージに観客も「いいとも!」と応えた。

 笑顔あふれる最終回だった。「テレフォンショッキング」に登場したビートたけし(67)は翌日の放送がないのにどこかに電話。電話口に登場した明石家さんま(58)に、タモリが「明日、大丈夫?」とふり、さんまも「いいとも!」。“BIG3”による豪華なボケで締めた。

 タモリは当初、番組が3カ月で終わると見込んで、新年にハワイ旅行を予定していた。だが、気付けば32年。この日の番組終盤では「生放送バラエティー番組放送回数最多世界記録」がギネス世界記録に認定され、05年に認められた「生放送単独司会世界記録」との2冠を達成した。

 タモリは放送後、共演者との記念撮影、終了セレモニーを終え、専用楽屋でようやく一息。午後2時30分にアルタを後にすると、終了を惜しむファンが「タモさ~ん」と絶叫し車を取り囲んだ。タモリは窓を少し開け、手を振った。穏やかな笑顔には、32年を走りきった充実感が満ちていた。

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