中山美穂 シングルマザーに!
芥川賞作家でミュージシャンの辻仁成(54)と離婚協議中の女優・中山美穂(44)がシングルマザー役でNHKドラマに初主演することが6日、分かった。BSプレミアムで放送する「プラトニック」(5月25日スタート、日曜、後10・00)で、中山のNHKドラマ出演は22年ぶり、連続ドラマは12年ぶりとなる。初共演のKinKi Kidsの堂本剛(34)を相手役に恋物語を繰り広げる。
02年6月に結婚、04年1月に長男を出産した中山が連ドラの舞台に帰ってくる。
シングルマザーという設定に、現在、離婚問題の渦中にいる中山は「脚本を読んだ時、大変な役が来てしまったと思いました。人は経験から状況に応じて生きていくのだと思うのですが、私にとって芝居も同じです。今までよりもずっとハードルの高い役かもしれません」と難役に挑む覚悟を口にした。
フジテレビ系「ホーム&アウェイ」以来、12年ぶりという連続ドラマに、中山は「強気な新人に戻ったつもりで」挑むという。ドラマは、心臓疾患の娘の治療に奮闘するシングルマザー、沙良(中山)が、娘の命を救いたいと名乗り出る余命いくばくもない謎の青年(堂本)と同居生活を送り、恋に落ちる姿を描く。
脚本は、NHKのドラマを手掛けるのは初となる野島伸司氏(51)が担当。「見る人の胸に刺さるような悲劇的な恋愛を書きたい」と構想を練り、松原浩プロデューサーが「母と女の間で揺れ動く心」を表現できるのは中山しかいないと、白羽の矢が立った。中山はNHKドラマ初主演で、同局のドラマ出演は、1992年のNHK大河ドラマ「信長」以来、22年ぶりとなる。
90年のフジテレビ系「すてきな片想い」以来となる野島氏とのタッグに中山は「とても光栄。大切に演じたい」と気合十分。一方、94年のTBS系「人間・失格」以来の野島作品に出演する堂本は「たくさんの人に愛されるように、中山さんをはじめ、皆さまとともに作り上げていきたい」と20年ぶりの出演となるNHKドラマに意欲を見せた。