歌手・石川さゆり（５６）が２３日に発売するニューアルバム「Ｘ‐Ｃｒｏｓｓ２‐」で、豪華コラボが実現していることが８日、分かった。最新シングル「暗夜の心中立て」でもコラボした椎名林檎（３５）、ＧＬＡＹのＴＡＫＵＲＯ（４２）、森山直太朗（３７）、奥田民生（４８）、樋口了一（５０）が曲を提供し、ジャケットは人気ゲームソフト「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザインを手掛ける天野喜孝氏（６２）が担当。かつてない化学反応が満載されている。

　ジャンルを超えた新たな楽曲に挑戦してきた石川が、またも豪華メンバーとのコラボを実現させた。

　「表現者×制作者」、その思いから、タイトルは「Ｘ‐Ｃｒｏｓｓ」。今回の「Ｘ‐Ｃｒｏｓｓ２‐」は２０１２年の４０周年記念アルバムに続く第２弾で、演歌以外のジャンルのアーティストが石川をイメージした楽曲を制作し、石川がボーカリストとして曲ごとに存在する主人公を表現する。今回はＴＡＫＵＲＯ、森山と新たにタッグを組み、コラボ経験のある椎名、奥田、樋口も楽曲を提供した。

　収録曲の「千年逃亡」を作詞・作曲したＴＡＫＵＲＯは「毎夜、さゆりさんの艶（つや）やかな声を思い、１人悶絶（もんぜつ）して果てた末に、零（こぼ）れ落ちただけの言葉とメロディーに、心を授けてくれた。独りよがりな片思いがようやく成就した気がします」と、コラボの完成度の高さを強調した。

　ジャケットは天野氏が「ファンタジーワールドに登場するお姫様を、妖艶なさゆり姫に置き換えて描いた」と書き下ろした女王・さゆりのイラスト。

　石川は「ジャンル分けでは表現しきれない楽曲が生まれました。友と出会うと今まで出会ったことがない歌が生まれる」と、成果をアピールした。