女優の小泉今日子（４８）と俳優の中井貴一（５２）が、Ｗ主演するフジ系新ドラマ「続・最後から二番目の恋」（１７日スタート、木曜、後１０・００）で、劇中歌「Ｔ字路」をデュエットすることが１５日、分かった。小泉のデュエットは２６年ぶり、中井はレコーディング自体２７年ぶり。小泉は「中高年の方でもすぐに歌えて楽しい曲で、ドラマにピッタリ」とＰＲした。

　小泉と中井が、芝居に続き、歌でも軽快な掛け合いを披露することになった。

　「Ｔ字路」は、クレイジーケンバンドの横山剣が作詞作曲を手がけ、小泉演じる千明、中井演じる和平それぞれが、不安や寂しさを抱えながら人生の岐路に立つ様子を歌いあげるミディアム曲。小泉は「最近のデュエットソングはおしゃれで、私たち世代はカラオケに行っても歌えない。この曲は中高年でもすぐ覚えられる」とお気に入りだ。

　きっかけは、２０１２年に放送された前シリーズ。撮影中に中井が、女優・中村メイコから送られてきた、父で俳優の故佐田啓二さんとのデュエット曲音源を、小泉に聴かせ盛り上がったためという。

　小泉にとってデュエット曲は、８８年に主演映画「快盗ルビイ」の挿入歌で共演の真田広之と組んで以来、２６年ぶり。レコーディングは３月中旬に都内のスタジオで行われたが、「次は誰にしようかと」と話す小泉に、中井が「佐藤浩市で」と新たな二枚目俳優を“推薦”する場面もあるなど、ドラマさながらの息のあった様子だったという。

　曲はドラマの終盤に流れる予定で、ＣＤ発売は未定という。