安倍首相 韓国大統領の無視に大人の対応
安倍晋三首相(59)が18日、大阪市の読売テレビで「たかじんのそこまで言って委員会」(日曜、後1・30)の収録に参加した。昨年まで同番組の司会を務めた故やしきたかじんさんとの約束を果たすために出演。先日の日米韓首脳会談で、韓国・朴槿恵大統領への韓国語あいさつを“無視”された一件に関しても言及し、たかじんさんが作り上げたタブーなき激論の輪に参戦した。
安倍首相は、たかじんさんとの縁で、同番組には通算10回目の登場。現職総理としてのスタジオ出演は昨年6月30日以来、通算3回目となった。
司会の山本浩之アナウンサーや、“委員長代理”として出演した辛坊治郎キャスターらに拍手で迎えられ、にこやかに登場した安倍首相。闘病中のたかじんさんから「春には必ず番組に復帰したい。そのときにはぜひ安倍さんに出演して欲しい」とオファーを受けていたことを明かし、その約束を果たすための出演だと説明した。
番組での“再会”はならなかったが、自身が07年に最初の総理の座を退いた後に、たかじんさんと温泉に入りながら日本の未来を語り合ったことをなつかしみ「たかじんさんとは『また一緒に温泉に入ろうね』と話していたんですけどね…」と、さみしそうに語った。
収録では特別企画「安倍総理にそこまで聞いて委員会」として、30問の質問に○×で回答。「朴大統領に無視されたのには驚いた?」との問いには「朴大統領の体調が悪かったと聞いています」としたうえで「私の韓国語の発音に問題があったのかも。家内には、(発音は)よかったと言ってもらったんですが…」と返して笑いを誘った。
ほかにも「拉致問題解決のためなら、北朝鮮を訪問する覚悟がある?」「ゴルフのスコアはシングル?」といった硬軟入り乱れた質問に答えた。また、「カレとーラーメンではカレーが好き?」には×を挙げ、「私はラーメン派」と明かした。このもようは20日放送予定。