手塚作品 河合&五関&三田トリプル主演

 漫画家の故・手塚治虫さんが生涯をかけ描いた名作漫画「ファウスト」シリーズが初めて舞台化されることが23日、分かった。ミュージカル作品「手塚治虫作品より ミュージカル『ファウスト』~愛の剣士たち~」として、A.B.C‐Zの河合郁人(26)、五関晃一(28)、女優・三田佳子(72)のトリプル主演で6月から上演される。

 「マンガの神様」と呼ばれた手塚さんの名作が3人の熱演によって舞台で復活する。

 手塚作品ではこれまで「火の鳥」「アトム」「ブッダ」などがミュージカル化されているが、「ファウスト」シリーズは今回が初の舞台化となる。

 舞台は手塚さんの“ファウスト3部作”(「ファウスト」「百物語」「ネオ・ファウスト」)のうち、ゲーテの同名作を原作に21歳で書き上げた「ファウスト」、42歳の時に完成した「百物語」をベースに、人生の旅を描いたファンタジーに仕上げられた。

 河合は、頼りないブ男から悪魔メフィストフェレス(三田)と契約を交わすことによって二枚目へと変貌する主人公ハインリヒ・ファウストを、1人2役で演じる。ジャニーズ以外の作品では初主演となるため「初の主演ということで緊張してます!三田さんと共演できるなんて信じられません!」と胸を高鳴らせる。三田も「若いお2人とご一緒できるのが楽しみ。私もついに悪魔をやるなんて。ワクワクしております」と大ノリ。メフィストフェレスが男に化けている時のオフィストフェレスを演じる五関は、「唯一の不安は役名が長くややこしいので覚えられるか、かまないかが心配です」と笑わせた。

 6月27日~7月7日まで東京・アイア シアタートーキョー、7月12~13日に大阪・森ノ宮ピロティホールで。

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