春の叙勲に津川雅彦、釜本邦茂氏ら
政府は29日付で2014年春の叙勲受章者を発表した。今回最高位の旭日大綬章には石井一元自治相(79)ら6人が選ばれた。受章者は旭日章889人、瑞宝章3215人の計4104人。
芸術文化の分野では、俳優の津川雅彦(74)、落語家の柳家小三治(74)、俳優の三田佳子(72)、アニメ映画「魔女の宅急便」の原作者で児童文学作家の角野栄子さん(79)が旭日小綬章を贈られた。NHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」で知られる俳優の平良とみ(85)が旭日双光章に決まった。
また、メキシコ五輪サッカー得点王で元参院議員の釜本邦茂さん(70)が旭日中綬章に選ばれた。
まもなく芸歴70年の節目を迎える津川氏は旭日小綬章受章の知らせに「身に余る光栄」と感慨無量の面持ち。伊丹十三監督と出会った40代を転機に挙げ、「映画はもちろん、日本文化を世界に広めることに余生をささげたい」と話した。