黒木瞳も悲痛「一人泣いています」

 「失楽園」など男女の濃密な性愛を描いた恋愛小説や、医療を題材にした作品で知られる直木賞作家の渡辺淳一(わたなべ・じゅんいち)さんが4月30日午後11時42分、前立腺がんのため、東京都内の自宅で死去した。80歳。

 映画「失楽園」に主演した女優・黒木瞳(53)と俳優・役所広司(58)が5日、渡辺さんとの思い出を語った。

 黒木は「最後に一緒にいただいたワインは、シャトーマルゴーでしたね。その、粋なおもてなしに、キャーキャー騒いだのも、ついこの間です。80歳のお誕生日パーティでは、抜け出せなくてごめんね、っていう、洒落たメールを次の日にいただきましたね」と回想。「一人泣いています。渡辺先生は、私にとって運命の人だったと言っても過言ではありません。ありがとうもさようならも、今は、まだ、言う整理がつかない、みたい、です」と、大きな悲しみをうかがわせた。

 役所は映画の完成後、銀座に飲みに連れて行ってもらったといい「街のあちこちに立っている花売りの方から必ず花を買う、和服に巾着を持った渡辺先生の姿を思い出します」と、心優しい素顔を明かした。

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