15周年の嵐“第2の故郷”ハワイ公演
11月にデビュー15周年を迎える嵐が、デビュー会見を行った米ハワイで初めてコンサートを開催することが7日、分かった。ハワイ州から招待を受けて実現したもの。15周年記念公演「ARASHI BLAST in Hawaii」と題し、9月19、20日にオアフ島ホノルル郊外の特設ステージで行われる。日本から現地入りするファンを中心に、2公演で3万人の動員を予定している。
1999年9月にホノルル沖の豪華客船でグループ結成を発表した嵐が、ハワイ凱旋公演にようやくこぎつけた。嵐は01年11月にハワイでコンサートを行う予定だったが、同年9月の米同時多発テロの影響で中止になっていた。相葉雅紀(31)は「01年はできなかった。気持ち的にはリベンジも含められてますね」と感無量の表情を見せた。
15周年記念ライブは、2年前からラブコールを送っていたハワイのニール・アバクロンビー州知事の招待で実現。日本人アーティストがハワイで2公演3万人動員のコンサートを行うのは過去最大規模で、現地では数々の“おもてなし”が用意されるなど、嵐を歓迎。日本からのハワイ便航空機の増便も検討されており、ハワイと日本の親交を深める大プロジェクトの側面も持つ。
ホノルル郊外海沿いの特設ステージで行う野外ライブは、日本のファンだけでなくハワイ在住ファン用の席も用意。相葉は、「デビュー曲は歌いたい。ハワイアンアレンジもできたら」と大張り切り。公演グッズも自分たちで手掛けるという。
デビュー会見当時から世界進出を目標に掲げていた嵐。海外公演は08年アジアツアー以来、6年ぶりとなるが、櫻井翔(32)は「いろんな国でやっていきたい」と“第2の故郷”でのライブをきっかけに世界進出に意欲。相葉も「新たなスタートになる。進化し続けていかないと」とさらなる高みを目指していた。