川中美幸“先生”日大で講義&ライブ
歌手・川中美幸(58)が25日、静岡県三島市の日本大学三島講堂で、同大国際関係学部の学生、市民ら420人を前に「演歌の心」をテーマにした講義&ライブを開催した。川中が大学で講義を行うのは初めて。「先生になった気分」といつもの軽快なトークで教壇に立った。
新曲「祇園のおんな」のカップリング曲「お吉情話」の原案者が、同学部の学部長という縁で実現した。講義では、演歌を「人情の機微。日本人の心のよりどころ」と文化的な側面から説き、「日本の古き良き時代の心、言葉、時代、風情、歴史などを歌で伝えているのです」と伝承の思いを語った。
最後は、会場からのリクエストで代表曲「二輪草」「ふたり酒」などを熱唱。「緊張したけど、若い人に演歌の良さを知ってもらういい機会になったと思う。これからも機会があれば」と、意欲を見せていた。