優子 空からサヨナラ“横断飛行”

会場上空を“横断飛行”する大島優子
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 AKB48の大島優子(25)が8日、東京・味の素スタジアムで、卒業コンサートを行った。フィナーレではメンバー263人と握手を交わしてから、ファン7万人で埋まった会場上空を“横断飛行”。AKBとしての活動は、9日の本拠地・秋葉原での劇場公演を残すのみとなった。また、7日の「第6回選抜総選挙」で初の1位を獲得した渡辺麻友(20)は、選抜メンバーによる新体制をお披露目した。

 未来を目指すように、去りゆくエースが夜空へと飛び出した。ペンライトの光によって、キャプテンを務めたチームKカラーの緑一色で染まる客席が、眼下に広がった‐。

 当初、卒業コンサートは3月30日に国立競技場で予定されていたが、荒天のために延期。梅雨時期の代替公演に再び天候が不安視された。大島自身がてるてる坊主にふんしたかいもあり、土砂降りだった前日の選抜総選挙とは違い、曇り空の下で開幕した。

 変幻自在のエンターテイナーらしく、10メートル以上ある超ロングドレスでの登場を皮切りに、次々と大観衆の度肝を抜いた。派生ユニット・Not yetで歌唱中には、北原里英(22)から「そのおっぱい、分けてください!!」とおねだりされ、自慢のバストを両手でもみ上げるセクシーパフォーマンス。

 アンコールでの卒業セレモニーで、20分かけてメンバー263人と握手を交わすと、涙があふれた。「たくさんの方に出会えたのは私の人生の誇り。(AKBでの)この8年間を思えば、何でも乗り越えていけます。それほど、勇気と力を与えてくれました」‐。

 あいさつを終えると、「大島優子、行ってきまーす!!」と花で飾られたブランコに座って、空中散歩へ。代名詞である「ヘビーローテーション」を仲間が歌う中、会場の端から端までの150メートルを、上空30メートルで手を振りながらフライング。そのまま巨大扉のセットの中へ、姿を消した。

 「優子にとってAKBとは?」と峯岸みなみ(21)に尋ねられ、「私の人生の宝物でございます」と胸を張った大島。9日の秋葉原での劇場公演で、トップアイドルとして過ごした8年間の青春に別れを告げる。

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