キダ・タロー節が聖地甲子園に鳴り響く

 高校野球の応援曲を初めて手掛けたキダ・タロー氏
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 「ラブアタック!」「プロポーズ大作戦」などのテレビ番組テーマ曲や「日清出前一丁」などのCM曲を数多く手掛ける“浪花のモーツァルト”こと作曲家のキダ・タロー氏(83)が、作曲家人生で初めて高校野球の応援歌を書き下ろしたことが10日、分かった。タイトルは「アルプス・キダ・タロー」で、高校野球の応援曲をまとめた人気CDシリーズの11作目「ブラバン!甲子園 U18‐WEST」(18日発売)に収録される。

 「ブラバン!甲子園」は2007年から発売されている高校野球応援歌のCDシリーズで、関西色をコンセプトにした「U18‐WEST」制作にあたって、浪花のモーツァルト・キダ氏に応援曲制作を依頼した。

 キダ氏が野球の応援曲を手掛けたのは、阪急ブレーブス外国人選手の打撃テーマの作曲と、近鉄バファローズ球団歌の編曲のみ。高校野球は初で「今年の夏の甲子園球場、アルプス席で演奏して、みんなが元気になってほしい」という思いを込めて書き上げた。

 演奏は阪神タイガース・藤浪晋太郎投手らを輩出し、吹奏楽でも強豪の大阪桐蔭高校吹奏楽部が全曲を担当。完成した作品を聴いたキダ氏は「演奏うまいね。ホンマに感動した」と大喜びだ。

 野球部は春の近畿大会で優勝し、夏の大阪大会でも優勝候補。吹奏楽部は「アルプス・キダ・タロー」をレパートリーに加えており、キダ氏は「(甲子園に出れば)応援しに行きまんがな~。トランペットとか持っていって、参加させてもらいます」と約束した。

 なお、CDには「ラブアタック!」「プロポーズ大作戦」や、藤浪投手が在学時のテーマ曲「Over Drive」など全37曲を、ブラバン応援曲アレンジで収録している。

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