１５日にＮＨＫ総合が中継したサッカーＷ杯・日本‐コートジボワール戦の平均視聴率が、関東地区で４６・６％を記録したことが１６日、ビデオリサーチの調べで分かった。瞬間最高では、日本代表が最後の反撃を試みた後半４２分（午前１１時４４分）に５０・８％をマーク。試合は日本が逆転を許し敗れたものの、日本列島が最後まで勝利を信じて声援を送ったことを示す数字となった。

　試合は当初、１５日午前７時（現地時間１４日午後７時）の開始予定だったが、午前１０時（同午後１０時）変更された。現地時間では１次リーグ４８試合中、唯一の深夜の開始となったが、日本では休日の午前という絶好の時間とあって、関東地区の平均視聴率は試合前半が４２・６％、後半が４６・６％をマークした。

　瞬間最高は、１点のビハインドを挽回しようと、ＦＷ香川真司選手に替えてＦＷ柿谷曜一朗選手を投入した直後の後半４２分で、５０・８％を記録した。５０％超えは、前半終了時と試合終了時にもマークするなど、多くの人がテレビの前にくぎ付けとなった。

　試合は前半１６分にＦＷ本田圭佑選手が先制ゴール。１‐０で前半を折り返したものの、後半１７分にコートジボワールの英雄・ドログバが投入されると、ムードは一変。直後の１９、２１分と立て続けにゴールを許し、黒星発進となった。

　この日の平均視聴率は、前回大会の南アフリカ大会の１次リーグ３試合を上回り、日本が初出場した１９９８年のフランス大会以降、１０番目にランクされる高記録＝別表。もちろん今年放送された番組の中ではダントツの１位で、サッカー日本代表への関心の高さを改めて裏付けた。

　関西地区の平均視聴率は前半３９・５％、後半４５・０％。瞬間最高は試合終了直前の午前１１時５２分の４９・８％だった。