“イケメン侍”SOLIDEMO大勝利
今年4月にメジャーデビューした男性8人組ユニット「SOLIDEMO(ソリディーモ)」が18日(日本時間19日)、サッカーワールドカップ(W杯)開催中のブラジル・サンパウロ市に限定オープンしているレストラン「nakata.net Cafe」でライブを行った。全員が身長180センチ超の“イケメン日本代表”は和装で6曲を熱唱し、地元っ子を含むファン100人は熱狂。ギリシャ戦前日に幸先良い“大勝利”を挙げた。
デビューからわずか2カ月で、SOLIDEMOが海外初単独ライブを成功させた。
8人はおそろいの浴衣でステージに上がり「ボア・タルジ!ノス・ソモス・ソリディーモ!(こんにちは!僕たちはSOLIDEMOです!)」とあいさつ。10日間特訓したポルトガル語でトークしながら、フジテレビ系連続ドラマ「ファースト・クラス」のテーマソング「Heroine」や「上を向いて歩こう」など4曲を、情緒あふれるハーモニーで歌い上げた。
「動画サイトで存在を知り、ファンになった」というサンパウロっ子の女性4人組ら集まったファンはサンバ風に腰を揺らしノリノリ。「マイスン!(アンコール)マイスン!」のコールも起こり、メンバーは急きょアカペラで応えた。
SOLIDEMOは、大手レコード会社エイベックスが「世界に通用するグループ」を合言葉に昨年4月結成。グループにふさわしい大スケールの目標としてW杯中のブラジル公演を設定した。今年2月からは47都道府県をめぐる「ソリ旅」を敢行。老舗割烹でアルバイトするなど各地で日本文化を学び、この日を迎えた。
前日は会場をプロデュースした元日本代表の中田英寿氏(37)や三浦知良選手(47)と会ってCDをプレゼント。「全県まわったのはすごいね。これからも頑張ってくれよ」というエールを、歌の力に変えた。
終演後、リーダーの渡部俊英(28)は「大きな自信になった。日本での知名度を高めて次はアジアを制覇したい」と豪語。日本代表と同じく世界一を目指す旅が今、始まった。