ラストサムライ武田幸三が日本代表ゲキ
サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で初戦を落とした日本が19日(日本時間20日)、北東部ナタルで第2戦のギリシャ戦に臨む。K‐1などで活躍した元キックボクサーの俳優・武田幸三(41)は19日、初の主演映画「デスマッチ」(21日公開)PRのため東京・木場のデイリースポーツを訪れ、日本代表に猛ゲキ。決戦前日のこの日は、V6・岡田准一(33)ら芸能人から、後がない日本代表にエールが相次いだ。
現役時代「ラストサムライ」と称された武田が、サムライブルーを激励した。
日本代表はギリシャと戦うが、武田も2007年にK‐1でギリシャのマイク・ザンビディス(34)と激闘を展開している。タイ、オランダ、米国、豪州、韓国と国際戦の経験も豊富なラストサムライは「本当はもっと力があるはず。ザ・日本男児のハートと思い切りを爆発させてほしい。闘争本能をむき出しにして思い切りやってほしい」と、熱いエールを送った。
映画は、元傭兵(武田)が自ら手にかけた男の妻子を守るため、地下格闘技で死闘を繰り広げる本格アクション。「リアルなものを伝えたい」という武田の意向で、現役時代に代名詞だった右ローキックをはじめパンチ、肘打ち、膝蹴り、首相撲と、武田の意見を取り入れたアクションが満載だ。殺陣ではなく真剣勝負となったシーンもあるという。
オールフィリピンロケで、武田は全編英語のセリフに挑んだ。俳優・渡辺謙(54)の「ラスト・サムライ」を見て俳優を志したという武田は「海外で勝負できる俳優になりたい」と、英語を猛特訓。日常会話は問題ないレベルまで習得した。
今回は世界進出の第1歩。武田は「いつかジェイソン・ステイサムをぶっ飛ばす」と、ハリウッドを代表するアクションスターを目標に置いた。