サッカー芸人 東京&大阪でPV開催も…
サッカー芸人、笑えず‐。吉本興業の専用劇場である東京・ルミネtheよしもと、大阪・なんばグランド花月で20日、サッカーW杯・日本‐ギリシャ戦のパブリックビューイング(PV)が開催された。先発フル出場を果たしたFW・大久保嘉人選手(32)と親交がある、カラテカの入江慎也(37)とたむらけんじ(41)も参加。お笑い好きのサポーターと一緒に、ブラジルのピッチに熱視線を向けたが、無念のスコアレスドローに肩を落とした。
普段は笑い声で包まれる劇場に、ため息が充満した。東京では、入江やライセンスの井本貴史(36)、レイザーラモンRG(40)ら芸人50人に、男性デュオ・スキマスイッチの常田真太郎(36)も参戦。客席のサポーター400人とともに勝利を祈ったが、歓喜を味わうことはできなかった。
交友関係の広さで知られる入江は、キックオフの6時間半前に、大久保を無料メールアプリ・LINEで激励。「期待してて下さい。頑張ってくるから、応援して下さい」と返信が届いたという。大久保は絶好機にシュートを外すシーンもあっただけに、「友達が出てるから複雑です。今日は何て(メッセージを)送ればいいのか分からない…」と意気消沈。
試合後の重苦しい空気を和らげようと、RGはW杯イヤーにしかやらないというレアネタ「アルジオ越後」を披露。サッカー解説者・セルジオ越後氏のモノマネで、「ギリシャ人 痛めた箇所の 肌を出す」と川柳を詠み、悔いが残る一戦を振り返った。
一方、大阪では、たむららが868人のサポーターと声援を送った。親交があり、W杯でゴールを決めた際は、たむらの持ちギャグ「ちゃ~」をパフォーマンスで行うと公言している大久保だが、この日は不発で「ちゃ~」の“世界デビュー”もお預け。「日本はチャンスあったけど、決め切れなかったなあ」と悔しがった。
「まだまだ終わってない。次こそ大久保が一発、ぶっ込んでくれたら」と、大久保の活躍を祈るとともに、持ちネタの世界進出も、あきらめていない様子だった。