木下美咲、映画「共喰い」で大胆演技
体当たりでぬれ場を演じた映画「共喰い」で注目され、吉高由里子(25)の後継者と話題を呼んだ女優の木下美咲(23)が、映画「過ぐる日のやまねこ」で初主演することが21日、分かった。
芥川賞受賞作を映画化した昨年公開の「共喰い」では青山真治監督(49)に見いだされ、ヒロインを好演した木下。惜しげもないヌードシーンはインパクトが大きく、08年に映画「蛇にピアス」で裸体や性交シーンに果敢に挑んだ、同じ事務所の先輩、吉高をほうふつさせた。
初主演作は、園子温、石井裕也ら人気監督を輩出してきた映画製作支援システム「PFFスカラシップ」のもと、新人の鶴岡慧子監督(25)が手がける。東京で1人暮らしをする21歳の主人公が、幼少期を過ごした田舎町に行き、父親の死の真実を知る物語だ。
7月に長野県上田市内でクランクイン予定。普段タバコを吸わないため、喫煙シーンを練習中という木下は「神秘的で魅力的な鶴岡監督の作品の中で主演として生きられること、すごくうれしく、今から楽しみです」と意気込んでいる。
映画は、自主製作映画の祭典「第36回PFF」(東京国立近代美術館フィルムセンターにて9月13~25日。以降、名古屋、神戸、京都、福岡で順次開催)にて上映。その後、全国公開される。