奇跡信じ…W杯コロンビア戦も高視聴率
25日早朝にテレビ朝日系で生中継された、サッカーW杯・日本‐コロンビア戦の視聴率が26日、関東地区で37・4%だったことがビデオリサーチの調べで分かった。午前5時の試合開始に加え、日本代表の決勝トーナメント進出は極めて厳しい状況にもかかわらず、試合後半30分には今大会最高となる瞬間最高52・7%を記録。試合は惨敗に終わったが、サポーターが最後まで奇跡を信じ続けたことを示す数字となった。
日本サポーターの願いは届かず日本代表は惨敗。列島はため息に包まれた。しかし、奇跡の決勝トーナメント進出を信じたサポーターが視聴率を大きく押し上げた。
試合はテレ朝系が午前5時から2時間20分にわたり生中継し、早朝時間帯にも関わらず平均で37・4%をマークした。
瞬間最高は後半30分、日本代表が後半に再びリードを許し1‐2の状態で必死の攻勢を仕掛けた場面で、今大会最高となる52・7%を記録した。
1敗1分けで崖っぷちに追い込まれた日本代表の1次リーグ突破は、コロンビア戦の「勝利」が絶対条件。加えて、同時進行するギリシャ‐コートジボワール戦の結果次第という首の皮一枚の厳しい状況とあって、“低視聴率”も予想された。
だが、可能性がある限り、お茶の間もその目撃者となるべく声援を送り続け、改めて日本国民のW杯への注目の高さを示した。
同局などによると、試合前半は30%台で推移。日本は0‐1の前半ロスタイムにFW岡崎慎司のダイビングヘッドで同点ゴールを決め、後半は数字が跳ね上がった。最終盤にコロンビアに連続ゴールを決められたが、試合終了時も瞬間で47・8%をキープするなど日本の戦いを最後まで見守った。
なお、関西地区は平均35・2%、最高47・0%だった。