林寛子×大場久美子 コント日本一挑戦
往年の人気アイドルで女優の林寛子(54)と大場久美子(54)がお笑いコンビ「○1○2(まるいちまるに)」を結成し、コント芸日本一を決める「キングオブコント」(1回戦開催中、決勝は10月)に出場することが8日、分かった。長い芸歴と女優として培った演技力を武器に、畑違いのお笑いで頂点を目指す。
2人は16歳の頃からの親友で、最近でもジョイントコンサートなどを行うなど仲が良い。そんな中、林の話術に光るものを感じた大場が、全国でのトークライブを発案。これに林が「『キングオブコント』に出れば、もっと知ってもらうきっかけになる」と、出場を逆提案した。
コンビ名は2人の結婚回数(林1回、大場2回)から。人生の酸いも甘いも知り尽くした、往年のアイドルタッグが誕生した。
気になるネタだが、あえてお笑い専門家のアドバイスは受けず、林が都内で経営するカラオケサロン「ラブリー寛寛(かんかん)」での会話などを抽出して作り上げた。林は「お芝居でも笑わせるのは難しい。“笑われ”ないようにしたい」と意気込んだ。
2人合わせて108歳。煩悩の数だけ年を重ねたコンビは、8月上旬に都内で1回戦の舞台に立つ。林は「イメージはもう崩れてます」、大場も「生のステージだとシワも伸ばしてもらえないんですよね」と、アイドルや女優といった看板をかなぐり捨てる覚悟はできている。