女優の能年玲奈が２１歳の誕生日となる１３日、東京・新宿通りの一部をジャックして行われた主演映画「ホットロード」（８月１６日公開）のイベントに、三代目Ｊ　Ｓｏｕｌ　Ｂｒｏｔｈｅｒｓの登坂広臣（２７）らと登場した。日本有数の繁華街の目抜き通りを占拠しての“大誕生日祭”。映画館での舞台あいさつでは共演の木村佳乃（３８）から誕生日ケーキで祝福され、じぇ！の表情で喜んだ。

　ドラマ「あまちゃん」で演じた天野アキなら、じぇじぇじぇ～！と言っただろう。２１歳の誕生日に、能年が東京・新宿の歩行者天国を“ジャック”。老舗デパートが立ち並ぶ新宿通りに敷かれたブルーカーペットを、やや戸惑いながら、はにかんで進んだ。

　イベントが行われたのは、新宿三丁目の交差点付近から新宿駅方面へ向け、車道に作った長さ１００メートルほどの特設スペース。ただでさえ多くの通行人であふれた週末の繁華街は、能年や登坂の登場に大騒ぎ。会場を黒い布で覆ってイベントの様子を見えなくした上、２５０人のスタッフが誘導や警備に当たったが、周囲を約３０００人が取り囲むプチパニック状態となった。

　ファンと接するイベントの経験がほとんどない能年は最初こそ首をすくめていたが、「こんなにたくさんの方が集まってくれて興奮してます」と笑顔で感謝した。

　ど派手な“生誕祭”は、その後の完成披露舞台あいさつでも続いた。劇中で母親役を演じた木村が、サプライズで似顔絵入りのケーキとともに登場すると、能年はじぇ！の表情を浮かべてのけぞった。作品では仲たがいしている２人だが、撮影中から能年は木村ママを慕ってきただけに「めちゃくちゃ興奮してます。びっくり！」と目を丸くした。

　アキちゃんとして有名になった２０歳から、新境地を切り開く２１歳へ‐。最高のプレゼントを胸に新たな１年に踏み出した。