内山理名「結婚願望は人並みにある」
女優・内山理名(32)が、俳優で脚本家の宅間孝行(44)が主宰するタクフェス公演「夕‐ゆう‐」(東京・池袋サンシャイン劇場)で、4年ぶりに舞台主演している。
「舞台は生もの。自分の力で最高にも最低にもできてしまうので、怖さと面白さがあるけど、努力のしがいがある」
宅間の稽古は、罵声が飛ぶ厳しさで知られるが、「それもうれしい。最近は怒られることも減ったので、気付けなかったことを指摘してくれるのはありがたい。悔しい半面、自分でも可能性があるかなと思える」。
言葉の端々にストイックさと真面目が顔をのぞかせ、時にしんどさも感じるが、ある大女優にもらった言葉で、気が楽になった。
「ドラマで共演した樹木希林さんに『いい加減になりなさい』と言われて、もっと楽に取り組んだ方がいいのかと、フワッと肩から力が抜けた」
1998年にデビューし16年。浮いた話はあまりないが、「結婚願望は人並みに頭の隅っこにあるけど、仕事に夢中なので、真ん中に出ないのかな」。こちらは“いい加減”とはいかないようだ。
東京公演は21日まで。大阪公演は、森ノ宮ピロティホールで8月9~17日。