氷室 ライブ活動引退の原因は耳の不調
ロック歌手の氷室京介(53)が19日、横浜スタジアムでツアーファイナルの初日公演を行い、今月13日に突然発表したライブ活動からの卒業について、原因が耳の不調であることを明かした。
氷室によれば、7年ほど前から右の耳が聞こえにくく、左の耳でカバーしながらライブを続けていたが、最近になって左の耳も一部の音程がうまく聞こえなくなっていた。
ステージはエンジニアらの助けを借りながらこなしていたが、満足のいくレベルのものをつくるのが困難になってきたため、卒業を決意したもの。「人に寿命があるように、俺のミュージシャンとしての寿命なのかな」と、卒業を表現した。
赤裸々な真相告白に歓声も忘れて聞き入っていたファンには「“氷室京介”はお前らがつくってくれた存在。今日(19日)と明日(20日)でお前らに返して、俺はまた今のコンディションでできることをやっていくよ」と感謝。今後は友人と立ち上げたプロジェクトに携わる意向だ。
CD発売などの音楽活動は継続予定で、来年にはファイナルコンサートを計画している。氷室と共に伝説のバンド・BOφWYの中心メンバーだった布袋寅泰(52)が、卒業発表の翌日にブログで「最後のステージはせめて一曲でも隣りでギターを弾かせてほしい」とつづっただけに、共演が実現するのかも注目される。