激レアさん裕次郎さん初ソフト化!
昭和の大スター、故石原裕次郎さんの生誕80年を記念して、DVD3枚組・CD6枚組セット「石原裕次郎 永遠の夢」を12月17日に発売することが21日、分かった。1965年の初リサイタルツアーの密着ドキュメンタリーや、亡くなる3カ月前に収録されたファンへの“ラストメッセージ”など、160分に及ぶ秘蔵映像を初ソフト化。東京・成城の自宅で会見したまき子夫人(80)は「夫婦だけの会話も入っている」と懐かしんだ。
裕次郎さんのお宝映像や歌声がよみがえる。
3枚組のDVDは、当時1度だけオンエアされたドキュメンタリー番組や情報番組、実際には放送されなかった編集前の映像に光を当てた。娯楽映画研究家の佐藤利明氏らが、TBSの倉庫に眠っていた、裕次郎さんに関するビデオテープなどを2年にわたって掘り起こした。
中には、裕次郎さんの“最後の肉声”も収められた。亡くなる3カ月前の1987年4月、ハワイでの生涯最後となるレコーディングを終えた裕次郎さんが、番組用に録音したファンに向けたメッセージで、「帰ったら、これからも仕事をしていきます」と宣言している。
さらに、65年に行われた初全国ツアーでのオフショットでは、夫婦水入らずのリラックスした姿も。宿泊先の旅館で、朝からビールを飲む裕次郎さんが、まき子さんに「ダメじゃん」と叱られる様子も初公開された。
自宅で会見したまき子さんは「このときは『テレビに撮られているのに、口の利き方がよくない』と怒られたの」と懐かしそうに話した。恋人同士だった23歳の裕次郎さんの映像には「なんて愛らしいんでしょう」と思わずつぶやき「私も見たことない裕さんばかり。最初に1人で映像を見たときは涙と笑顔が出た」と、仏前に作品を手向けた。
6枚組のCDには、「嵐を呼ぶ男」「銀座の恋の物語」など、映画に使われた未発表音源を収録。日活撮影所の倉庫から発見されたテープをデジタル編集したもので、こちらもレア度満点だ。