“招き猫”に会えばあなたも億万長者?
真夏の風物詩となったサマージャンボ宝くじ発売終了まであと2日。1等・前後賞合わせて6億円はサマージャンボ史上最高額で、億万長者が最大78人も誕生する可能性がある。そんな真夏の暑い夢をかなえてくれる?“招き猫”が全国各地の売り場で福を振りまいているという。
茨城県水戸市の糸久たばこ店には、末広がりの八の字眉毛を持つ3歳のメス猫・ハチがいる。
お店にやってきたのは東日本大震災があった2011年夏。水戸も震災の被害で暗く重い雰囲気が漂っていた。そこで、同店の近所に住むハチの飼い主が「この猫の顔を見て、皆に笑顔になってもらおう」と連れてきたのが始まりだった。
同店の長谷川香さんも「愛嬌(あいきょう)のあるハチの顔を見てみんな笑顔になり、町が元気になったんですよ」と説明。笑い声の広がりとともに、昨年はロト7で1413万円が、今年のグリーンジャンボでは3等100万円が出るなど高額当せんも出始めた。まさに“笑う門には福来る”だ。
金運だけではない。ハチの写真を待ち受けにした人から、結婚、病気快癒、受験合格の吉報が続々と届けられている。通い猫のため必ず会えるとは限らず、「平日の天気の良い午後なら、会える確率が高い」(長谷川さん)そうだ。
他にも佐賀県唐津市ではお祈りする「お祈り福ちゃん」が人気を呼ぶなど、各地で猫たちが奮闘中。会えばニャンともすてきな結果が待っているかも?