M‐1来夏復活 紳助さんの出演は否定
フットボールアワーやブラックマヨネーズを全国区にし、2010年に終了した漫才コンテスト「M‐1グランプリ」が、来年夏、「新生M‐1グランプリ」として復活開催されることが30日、明らかになった。朝日放送(ABC)の脇阪聰史社長(66)が大阪市内で緊急会見し発表した。脇坂社長は「“お笑いの平和の祭典”でまたニューリーダーを発掘していきたい」と意気込んだが、大会創設者である島田紳助さん(58)復帰の可能性は完全否定した。
数々の伝説を生み出した戦いが、5年ぶりに帰ってくる。脇阪社長は「もう一度立ち上げたいという強い思いがあった」と熱い思いを吐露。半年前にABCから吉本興業に開催を打診、28日に両社の共催で合意したといい、「今から『新生M‐1グランプリ』を目指してプロ、アマを問わず皆さんにネタを準備していただきたい」と呼び掛けた。
「新生」と銘打つからには進化させる。「視聴者の皆さまもご参加いただく、皆でつくり上げる形態を模索したい」と、番組の放送のみならず、SNSやネットを融合した形を検討している。また、11年からフジテレビ系で年末に行われている「THE MANZAI」との差別化についても「当然、考えている」と、大胆な変革も示唆。M‐1創設者で大会実行委員長も務めた島田紳助さんは11年に芸能界を引退しており、出演の可能性はないとした。
07年大会では無名だったサンドウィッチマンが敗者復活戦から優勝し、一夜にして全国区のスターとなった。脇阪社長は「本当に夢のある企画」と力を込め、笑いの本場・大阪の放送局として「またニューリーダーを発掘していきたい」と意気込んでいた。
参加資格など開催概要は今秋、発表予定。