府警の過少申告 橋下氏が陳謝
橋下徹大阪市長は31日の記者会見で、大阪府警が2008~12年の5年間に認知した事件の約1割を申告していなかったことに関し「当時の府のトップとして大変申し訳ない。虚偽報告はあってはならない」と陳謝した。
08年2月に府知事に就任した橋下氏は、街頭犯罪の全国ワースト返上を掲げ、大阪市と連携し積極的に治安対策を推進した。
また、自身が導入した公立学校長の公募制度で選ばれた生野区の市立巽中の北角裕樹校長(38)が減給3カ月、西淀川区の市立大和田小の大久保達巳校長(51)が懲戒免職となったが、2人の懲戒処分について「かばうつもりはさらさらない」と切って捨てた。同時に「制度自体の問題ではない。採用プロセスの問題だ」とし、制度の意義を重ねて強調した。