女優・米倉涼子（３９）が主演するテレビ朝日系連続ドラマ「ドクターＸ～外科医・大門未知子～」（木曜、後９・００）の第３シリーズが１０月から放送されることが２１日、分かった。２０日から撮影が開始された。「私、失敗しないので」のセリフでおなじみのフリーランス外科医・大門未知子を演じる米倉は、「これで最後」とシリーズファイナルの同作に意欲を見せた。

　「私、失敗しないので」「いたしません」の名ぜりふでおなじみの天才外科医が、お茶の間に帰ってくる。

　新シリーズは、各大学病院の覇権争いが渦巻く「国立高度医療センター」を舞台に、俳優・北大路欣也（７１）演じる同センターの理事らを相手に大門が史上最大の戦いを展開する。“最後”にふさわしく、ラストシーンはこれまでにないロケがあるという。

　本来ならばシリーズは第２弾で終わるはずだった。ところが、視聴者の反響が大きく、今年初めに新シリーズ構想が浮上。米倉も「最後にもう一回やってみるか」と奮い立ち、新作撮影が決まった。

　ドラマのために髪を短くした米倉は、２０日にミニスカート姿で医療センターに向け歩くオープニングを撮影。米倉は「これで最後のつもりでやってます」とキッパリ。名ぜりふについて「好きではない言葉。プレッシャーと思ってやる。はやるとも思わなくて…」と本音をこぼし、「数字を狙っていくつもりもない」と自然体で挑む。

　おなじみの遠藤憲一（５３）、内田有紀（３８）らが出演するほか、俳優・西田敏行（６６）が特別出演。新たに渡辺いっけい（５１）や中尾彬（７２）らも加わる。

　内山聖子プロデューサーは劇場版など今後の新作制作は「いたしません」とラストシリーズでも前作を超える話題を呼ぶことを誓っていた。